英作文おすすめ参考書5選【和文英訳・自由英作文】

この記事でわかること

  • 英作文の参考書5選の特徴と難易度
  • 和文英訳・自由英作文それぞれに適した選び方
  • 志望校(東大・早慶・国公立)別の参考書ルート
  • 活用する学習スケジュールと勉強法

単語・文法・長文も含めた英語全体の参考書を見たいなら、英語のまとめが便利です。

結論を先に書きます

英作文は配点が高く、和文英訳か自由英作文かで選ぶ参考書が変わります。基礎は「ハイパートレーニング」「ドラゴンイングリッシュ」、本質理解は「英作文のトリセツ」、難関は「英作文実践講義」、自由英作文は「自由英作文へのとびら」が軸です。

英文法が固まる前に英作文に取り組むと効果が半減します。まず基礎を固めてから始めましょう。

この記事の要点
  • 1〜2冊を完璧に仕上げる(3冊以上は中途半端のもと)
  • 志望校の出題形式(和文英訳/自由英作文)で選ぶ
  • 自力で書く→解説→暗写の3ステップで学ぶ

目次

失敗しない選び方の3つの基準

自分の英語偏差値を正確に把握する

英作文の参考書は基礎固め(偏差値50以下)・標準〜難関(50〜65)・最難関(65以上)の3段階です。現在地を誤ると、難しすぎて挫折するか易しすぎて時間を無駄にします。英文法が定着しているかを先に確認しましょう。文法が固まっていない段階では効果が半減します。

志望校の出題形式を確認する

「和文英訳」は与えられた日本語を正確に英語化するもので、東大・京大・阪大など旧帝大系で頻出。「自由英作文」はテーマについて意見を論述するもので、早慶・上智・一橋で重視されます。過去5年分でどちらが多いかを把握してから選びます。両方出る東大などは1冊ずつ用意するのが理想です。

解説の充実度と学習スタイルで選ぶ

英作文は「正解例の暗記」でなく「なぜその英文になるかの理解」が伸びに直結します。対訳だけで終わる本より、「なぜこの構文を使うのか」まで説明している本の方が長期的に効きます。書店で解説を10〜15分読み、理解できるか・続けられそうかを確認しましょう。

英作文おすすめ参考書5選【比較】

参考書名タイプ難易度対象者ページ数
英作文のトリセツ和文英訳・講義形式基礎〜標準偏差値50〜60約200
英作文ハイパートレーニング和文英訳・演習形式基礎偏差値45〜55約160
英作文実践講義和文英訳・難関大特化難関〜最難関偏差値65以上約280
自由英作文へのとびら自由英作文特化標準〜難関偏差値55〜65約220
ドラゴンイングリッシュ基本英文100例文暗記・インプット基礎〜標準偏差値50〜60約240

おすすめ5選を解説

英作文のトリセツ(竹岡広信)

「本質的な理解」を重視した1冊です。和訳→英訳の変換練習でなく、「なぜ日本語の発想のままでは英語にならないのか」という根本から解説が始まります。英文法の基礎が固まった高3夏以降に取り組むと、苦手意識が解消されるケースが多いです。約50題で1日2問なら約1か月で完成します。

英作文ハイパートレーニング(安河内哲也)

英作文が苦手な人・ゼロから始める人に最適な入門書です。短い文から徐々に長い英文が書けるようになる段階式で、約120問を収録。「日本語の発想で書いた英文のどこが間違っているか」を指摘するコーナーが評判です。共通テスト〜MARCHの和文英訳に対応し、偏差値50未満ならまずこの本から始めましょう。

英作文実践講義(竹岡広信)

東大・京大・一橋など最難関の英作文対策に特化した上級者向けです。難関大の過去問を素材に、「採点官がどこを見るか」「部分点の取り方」まで解説します。英文法・英作文の基礎完成が前提で、偏差値65以上を目安に高3秋以降に使うのが効果的です。

自由英作文へのとびら(河合出版)

自由英作文に特化した数少ない専門書で、早慶・上智・ICU・一橋などに最適です。序論・本論・結論の三部構成を使いこなすパラグラフライティングを基礎から学べます。賛否を問う問題・グラフ説明・論述など出題形式別の対策が充実し、巻末の表現集も役立ちます。1日1テーマで約2か月で網羅できます。

ドラゴンイングリッシュ基本英文100(竹岡広信)

英作文の「型」となる100の基本英文を暗記してインプットを固める参考書です。受験英作文で問われるテーマ・表現を精選し、これを正確に再現できればMARCHレベルにおおむね対応できます。音声で音読・シャドーイングを組み合わせると定着率が高まります。メイン参考書と並行するサブ教材として有効です。

偏差値・目的別の進め方
  • 偏差値50以下:ハイパートレーニング か ドラゴンイングリッシュで基礎固め
  • 50〜60:英作文のトリセツで本質的な理解を深める
  • 自由英作文対策:自由英作文へのとびらに早めに着手
  • 東大・京大志望:英作文実践講義を秋以降の仕上げに

志望校別の参考書ルート

東大・京大・一橋志望

基礎・標準・応用の3段階を丁寧に踏みます。高2末までに英文法を完成、高3の4〜6月に「英作文のトリセツ」か「ドラゴンイングリッシュ」で土台を固め、7〜9月に「英作文実践講義」で難関大演習、10〜12月に過去問へ。東大は和文英訳・自由英作文の両方が出るため、9〜10月に「実践講義」と「自由英作文へのとびら」を並行すると効率的です。

早慶・MARCH志望

私立難関は自由英作文の比率が高い傾向です。「自由英作文へのとびら」を軸に、論理的なパラグラフ構成と使える表現の習得を優先します。5〜7月に「ハイパートレーニング」か「トリセツ」で基礎、8〜10月に「とびら」で型を習得、11〜12月に過去問。MARCHなら「トリセツ」1冊を丁寧に仕上げるだけでも十分な得点力がつきます。

国公立二次(地方旧帝大・上位国公立)

北大・東北大・名大・阪大・九大や神戸大・筑波大などは和文英訳が中心です。「英作文のトリセツ」を土台に、難易度に応じて「実践講義」で補強します。夏休み中に「トリセツ」を1周し、秋以降に過去問演習をスタート。志望校の「日本語の難易度」「求められる英文の長さ」を把握して演習量を調整しましょう。

効果的な使い方と学習スケジュール

正しい使い方3ステップ

  1. 自力で書く:制限時間(1問10〜15分)を設けて試行錯誤する
  2. 解答・解説を読む:正解例と照らし「どこが違うか」を一文ずつ確認
  3. 正解例を音読・暗写:見ずに再現できるまで繰り返す

この3ステップを1問ずつ丁寧に行う方が、10問をただこなすより何倍も効果があります。1日の学習時間は20〜30分、毎日継続を最優先にします。

1か月・3か月のスケジュール

1冊を仕上げる期間の目安は、1日20〜30分で基礎参考書が約1か月、標準〜難関が約1.5〜2か月です。「1周目:全問自力で解いて解説」「2周目:間違いを再演習」「3周目:暗写で完全習得」の3周制が推奨されます。参考書学習が終わったら必ず過去問演習に移行し、実際の試験で通用する力を確認しましょう。

まとめ

英作文のおすすめ参考書 まとめ
  • 定番5冊=トリセツ・ハイパートレーニング・実践講義・自由英作文へのとびら・ドラゴンイングリッシュ
  • 選書の基準=偏差値・出題形式(和文英訳/自由英作文)・解説の充実度
  • 基礎が固まっていなければハイパートレーニング か ドラゴンイングリッシュから
  • 学習は自力で書く→解説→暗写の3ステップを1問ずつ
  • 1〜2冊を完璧にしてから過去問演習へ移行する

英作文の前提となる文法・解釈は英文法の参考書英文解釈の参考書もあわせてどうぞ。

よくある質問

英作文の参考書について、よくある疑問に答えます。

Q1:英作文の参考書は何冊やれば十分ですか?

基本的に1〜2冊を完璧に仕上げるのが最優先です。多くの受験生が「基礎参考書1冊+志望校の難易度に合わせた演習書1冊」の計2冊で十分な得点力を身につけています。3冊以上に広げると習熟度が下がります。まず1冊を3周して完全習得してから次へ進みましょう。

Q2:英作文の参考書はいつから始めるべきですか?

英文法の基礎が固まった時点が始め時です。具体的には英文法の参考書を1周完了した後が目安。高3の4〜5月に英文法を仕上げ、6〜7月から英作文を開始するのが多くの合格者のパターンです。文法が不十分なまま取り組むと、なぜ間違えたか特定できず効率が下がります。

Q3:和文英訳と自由英作文、どちらを先に対策すべきですか?

志望校の出題傾向で決まります。和文英訳しか出ない大学は和文英訳に集中、自由英作文が主な大学は自由英作文を優先、両方出る大学は和文英訳→自由英作文の順が一般的です。和文英訳の力は自由英作文の基礎にもなるため、まず和文英訳の基礎を固めてから自由英作文へ移行するのが効果的です。

Q4:英作文の参考書を使っても点数が上がらないのはなぜですか?

最も多い原因は「自力で書く練習が不足」していることです。解説を読んで理解した気でも、白紙から書けるかは別問題です。問題を見てすぐ答えを確認する習慣があるなら、制限時間を設けて自力で書き、その後に解説を確認するサイクルに変えましょう。英文法の基礎が不十分なら文法書に戻ることも有効です。


免責事項

※本記事は英作文の参考書に関する一般的な整理です。掲載書籍の仕様・価格は変動し、合格を保証するものではありません。最新の入試制度や書籍情報は各公式・出版社の情報をご確認のうえご判断ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

大学院生の Okada です。地方の公立高校から難関国立大学に合格した経験と、学習塾講師としての経験を活かして参考書情報を発信しています。あなたの志望校・現在の実力に合った参考書を見つけるためのガイドとして活用してください。

目次