受験勉強において、英単語や数学の公式など暗記しなければいけないものはたくさんあります。ただやみくもに覚えようとしても、こういった単語や公式などはなかなか覚えることはできません。そこで、エビングハウスの忘却曲線を使った暗記方法について紹介したいと思います。エビングハウスの忘却曲線とは、簡単に言えば暗記のタイミングのことです。人間は覚えたものを次から次へと忘れていってしまいます。実に20分後には約40%も記憶が失われてるといわれます。この記憶の喪失を防ぎ、覚えたいものを記憶として定着させるためには、エビングハウスの忘却曲線に沿ったタイミングで暗記をすることが重要です。具体的には、英単語などを暗記した約30分後にもう一度同じ内容のものを覚え直します。今度はさらにその3時間後、次は一日後、三日後、一週間後というように暗記します。このように、記憶は何度も何度も暗記をすることが重要です。ただ、何度も何度も繰り返すだけでなく、タイミングを見計らうことにより、より効率的な暗記をすることができます。ここで気を付けたいことは、「書かない」ということです。英単語でも数学の公式でも、いちいち紙に書いてしまうと時間がかかってしまいます。そこで、「見る」だけの記憶法が大切です。一回単語を書く間に10回は見ることができます。その10回をエビングハウスの忘却曲線を考慮したタイミングで暗記していくことで、より効率的に短い時間で記憶を定着させることができるようになります。ただ、どうしても書いた方が覚えられるという場合はそちらの方をお勧めします。しかし、基本的には「見る」だけで覚えることが重要です。エビングハウスの忘却曲線を駆使して、覚えたいことを覚えましょう。