基本情報技術者試験のおすすめ参考書2026

この記事でわかること

  • 基本情報技術者のおすすめ参考書と特徴
  • 科目A・科目B別の選び方と違い
  • 初心者・文系・IT未経験者の選定ポイント
  • 合格者が実践した学習ロードマップ

まずITパスポートから始めたいなら、入門資格の参考書もあわせてどうぞ。

結論を先に書きます

基本情報技術者は新試験制度(科目A・科目B形式)に対応した2024年以降の参考書を選ぶのが合格への近道です。IT未経験は図解豊富な「キタミ式」、科目Bのアルゴリズムは特化テキストを別途用意するのが鍵。「インプット→過去問→弱点補強」の3ステップが合格者共通のパターンです。

試験範囲が広く参考書選びで効率が大きく変わります。科目A(知識)と科目B(アルゴリズム)で対策を分けましょう。

この記事の要点
  • 必ず新試験(科目A・B)対応の最新版を選ぶ
  • 科目Aはオールインワン、科目Bは特化テキストを追加
  • IT未経験は200〜300時間を見込み半年前から

目次

おすすめ参考書

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者(技術評論社)

イラストと図解が豊富で、IT未経験者や文系出身者に支持される定番テキストです。CPUの仕組みやネットワーク構造といった抽象概念も視覚的に理解でき、「読んでいて詰まらない」と評価されています。700ページ超ですが1項目が見開き2ページで完結し、移動中の学習にも向きます。2026年受験は最新版(令和07年版)を必ず購入してください。

基本情報技術者 合格教本(オーム社)

試験範囲を体系的に網羅したロングセラーです。過去問の解説が充実し、「なぜその答えになるか」の思考プロセスを丁寧に解説します。情報系の基礎がある人や再受験者がインプットとアウトプットを並行する用途に最適。文字情報が多めのため、完全な初心者はキタミ式と組み合わせるのを推奨します。

出るとこだけ!基本情報技術者(翔泳社)

学習時間が限られる社会人に支持されるコンパクトな参考書です。頻出テーマに絞り、少ない学習時間で主要ポイントを把握できます。ITパスポート合格者や業務経験者が傾向をつかむファーストステップに向きます。範囲全体を網羅していないため、点数が安定しない場合は合格教本やキタミ式で補完します。

科目A・科目B別のおすすめ

科目A対策

科目Aは選択式60問・90分で、テクノロジ系・マネジメント系・ストラテジ系から均等に出題されます(合格基準600/1,000点)。「図解の豊富さ」と「用語説明の丁寧さ」を重視します。「ニュースペックテキスト(TAC出版)」は出題頻度をA・B・Cランクで表示し、優先度をつけた学習が可能です。

科目B(アルゴリズム・擬似言語)

科目Bはアルゴリズム・擬似言語が約80%、情報セキュリティが約20%です。多くの受験者が「科目Bで詰まる」ため、特化対策が必要です。「科目B アルゴリズム問題がちゃんと解ける本(技術評論社)」は変数の変化をトレース表で追う手法を解説し、擬似言語のコードを人間の言葉に置き換える読み方が身につきます。プログラミング未経験でも一冊仕上げれば合格ラインに届く構成で、目安は1日2時間×3週間(約42時間)です。

過去問題集・模擬試験

インプットを終えたら過去問演習へ。IPA公式が過去問を無料公開していますが、解説の詳しさでは「パーフェクトラーニング過去問題集(技術評論社)」が評価されます。5年分以上を収録し難易度・出題頻度をマーク表示。無料サービス「過去問道場」と組み合わせるとスキマ時間の演習を効率化できます。

参考書名出版社おすすめ対象科目A/B価格目安
キタミ式イラストIT塾技術評論社初心者・文系・IT未経験両科目対応2,200円前後
基本情報技術者 合格教本オーム社情報系知識あり・再受験者両科目対応2,400円前後
出るとこだけ!基本情報技術者翔泳社時間が限られる社会人科目A中心1,900円前後
科目B アルゴリズム問題がちゃんと解ける本技術評論社科目Bに苦手意識がある方科目B特化1,800円前後
パーフェクトラーニング過去問題集技術評論社直前期の総仕上げ両科目対応2,500円前後

初心者・文系・IT未経験者の選び方

文系・未経験者が多くする失敗は「薄くてコンパクトな参考書を選んで理解不足のまま試験に臨む」ことです。コンパクトな本は前提知識がある人向けで、2進数の計算やOSの基本概念が省略される場合があります。IT未経験は多少分厚くてもキタミ式のように基礎から丁寧な書籍を選ぶ方が、結果的に学習時間が短縮されます。まず1冊を最後まで仕上げ、2冊目以降で補完しましょう。

ITパスポート取得済みの人は基礎知識があるため、合格教本やニュースペックテキストを主軸に、わからない概念はキタミ式を辞書代わりに使う「メイン+サブ」体制がおすすめです。ただし科目BはITパスポートにない出題形式のため、科目B特化問題集を別途用意することを強く推奨します。

  • 発行年が2024年以降の「新試験制度(科目A・B形式)対応」を選ぶ
  • IT未経験者は図解が豊富なものを優先し、薄いテキストで妥協しない
  • 科目Aのインプットと科目Bの演習は別々の書籍で対策するのが近道

学習ロードマップ

  1. インプット:主テキストを1周読み通し全体像を把握(完全理解は目指さない)
  2. アウトプット:過去問・問題集を解き正答率を記録(3か月前から週60問以上、正答率70%維持)
  3. 弱点補強:模擬試験の誤答を参考書で見直し、苦手分野に絞って再インプット

基本情報は通年受験可能なCBT方式です。学習時間の目安はIT未経験で200〜300時間、情報系知識がある人で100〜150時間。1日2時間なら未経験者は約5〜6か月前から準備するのが現実的です。受験予約は3日前まで変更でき、模擬試験の正答率を見ながら柔軟に調整できます。

無料の「過去問道場」やIPA公式のサンプル問題(科目B)も組み合わせると学習コストを抑えられます。YouTubeのアルゴリズム解説動画も視覚的理解に役立ちますが、動画だけでは定着が弱いため書籍・問題集と並行します。

オールインワン型 vs 科目別特化型

キタミ式や合格教本のような「オールインワン型」は管理する書籍が少なくシンプルに進められ、初回受験者の全体像把握に向きます。ただし科目Bのアルゴリズム解説が10〜30ページにとどまることが多く、苦手意識を持ちやすい科目Bには不十分な場合があります。「科目Aはオールインワン、科目Bは別の特化テキスト」というパターンが多く見られます。

科目B特化テキストが必要なサインは「擬似言語のコードを見ても何が起きているか追えない」「トレース表を書いても答えが合わない」状態です。選ぶ基準は「問題数の多さ」と「解説の丁寧さ」で、最低20問以上の練習問題と変数変化を1ステップずつ追う詳細解説がある書籍を選びます。

難易度・合格率

合格率は例年25〜30%で、CBT移行後も大きな変動はありません。年間受験者は約30万人と国家試験トップクラスです。「なんとなく申し込んで対策不足」のパターンが一定数いるため、適切な参考書で200時間程度学習すれば合格は十分狙えます。通信講座(スタディング・アガルート等)は挫折しにくい一方3万〜5万円前後と高額で、自己管理ができる人は参考書独学で十分です。

まとめ

基本情報技術者のおすすめ参考書 まとめ
  • 2024年以降の「新試験(科目A・B)対応」版を必ず選ぶ
  • IT未経験・文系には図解豊富なキタミ式が最初の1冊に最適
  • 科目Bのアルゴリズムは特化テキストを別途用意する
  • 「インプット→過去問→弱点補強」の3ステップ
  • IT未経験は200〜300時間を見込み半年前から開始

入門資格はITパスポートの参考書、勉強法は正しい復習のやり方もあわせてどうぞ。

よくある質問

基本情報技術者の参考書について、よくある疑問に答えます。

Q1:基本情報技術者の参考書は何冊買えばいいですか?

初心者は「オールインワン型1冊+科目B特化テキスト1冊+過去問集1冊」の計3冊が目安です。多くの参考書を揃えても浮気読みになりやすく、1冊を完全に仕上げる方が効果的です。IT経験者なら「オールインワン型1冊+過去問集1冊」の2冊でも十分狙えます。まず1冊を最後まで仕上げることを最優先に。

Q2:古い年度版の参考書を使っても大丈夫ですか?

2023年以前は旧試験制度(午前・午後形式)対応のものが多く、現行の科目A・B形式と異なるため避けてください。特に科目Bのアルゴリズム・擬似言語は出題形式が大幅に変わっており、古い参考書では対策の方向性がずれます。発行年が2024年以降かつ「新試験対応」表記の最新版を購入しましょう。

Q3:文系・IT未経験でも参考書だけで合格できますか?

可能です。多くの文系出身者がキタミ式などの図解系参考書と過去問演習で独学合格しています。ただしIT未経験は学習時間として200〜300時間を確保し、半年前から計画的に始めるのを推奨します。特に科目Bのアルゴリズムは慣れが必要なため、早めに着手することが合格率を高める重要ポイントです。

Q4:参考書はどこで買うのがよいですか?

オンライン書店では定価から割引されることがあります。フリマアプリでは前年版が安く出ていることもありますが、2023年以前の旧制度版は使用不可のため発行年の確認が必須です。図書館での借用は書き込みができず自分のペースで活用しにくい面があります。長く使う参考書は新品購入が後悔の少ない選択です。


免責事項

※本記事は基本情報技術者試験の参考書に関する一般的な整理です。掲載書籍の仕様・価格は変動し、合格を保証するものではありません。最新の試験制度や書籍情報はIPA公式・各出版社の情報をご確認のうえご判断ください。

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この記事を書いた人

大学院生の Okada です。地方の公立高校から難関国立大学に合格した経験と、学習塾講師としての経験を活かして参考書情報を発信しています。あなたの志望校・現在の実力に合った参考書を見つけるためのガイドとして活用してください。

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